使用できるディスクの枚数
競技に使用できるディスクは1枚とする。ただし、交換用に5枚まで持ち込める。
[解説] 投げることができるのは1枚だけですが、交換用に5枚までもって入れます。交換用のディスクの種類、置き場所の規定はありませんが、プレーヤーの体に触れない場所に置かなければならない交換できるのは、プレーヤーが持ち込んだディスクのみとする。
ディスクの交換
ディスクを交換する際、スローワーは先に投げたディスクを一度手に持ってから次のディスクを投げなければならない。先に投げたディスクを手に取るまで次のディスクに触れてはならない。その行為があった場合、「ディスクファール」となりその時点で競技終了となる。(それまでのポイントは有効)本規定はファイナル対象競技に適用する。トライアル、ローリングについては、ディスク交換の際に、スタートライン手前にディスクが戻っていれば、次のスローをすることができる。
[解説]チャレンジ、ローリングクラスでのディスクの交換は必ず先に投げたディスクがスローイングラインの内側に戻っていることを確認してから交換し、スローしましょう。場外に出てしまったディスクも必ずエリア内のスタートライン内側に戻してください。また、犬やスロワーの落としたディスクがスタートラインの向こう側に存在した場合も一旦スタートラインの内側に戻してください。
競技時間
1ラウンドを60秒とする。
競技のスタートと計測方法及びアナウンス
競技のスタートはスリーカウントダウン、3.2.1・Goをアナウンスし、Goと同時に計測をスタートする。途中計測は30秒経過、15秒前をアナウンスする。競技の終了は5秒前からタイムアウトまでのカウントダウンをアナウンスし、ベルのリン音で競技の終了とする。
[解説]MCの準備確認の後にスリーカウントダウン、3.2.1・Goでスタートします。途中計測は30秒経過、15秒前をアナウンスします。終わりは5秒前からカウントダウンし、0はベルのリン音を使用します。
競技ステージと決勝チーム数、順位の決定及び入賞
決勝ラウンド進出チーム数 2ラウンドの合計ポイント上位チームが以下の内容で決勝ラウンドに進出できる。
アドバンスト・ウーマン・スモールドッグ・インターメディエイトクラスは、エントリーチーム数によって決勝ラウンド進出チームの数を決定。
・1~9チーム→3チーム
・10~15チーム→5チーム
・16~25チーム→6チーム
・26チーム以上→7チーム
順位の決定及び入賞 アドバンスト、ウーマン、スモールドッグ、インターメディエイト、オーバーハーフは行ったラウンド合計ポイントで順位を決定し、上位3チームを入賞とする。
チャレンジクラス、ローリングクラスは、2ラウンドの合計ポイントで順位を決定し、上位3チームを入賞とする。
[解説]アドバンスト、ウーマン、スモールドッグクラス、インターメディエイト、オーバーハーフは、2ラウンドの合計ポイント上位チーム(定められたエントリー数で決定)が決勝ラウンドへ進み、全のラウンド合計で順位を決めます。 チャレンジクラス、ローリングクラスは2ラウンドで順位を決めます。
スローイングラインに関わるファール
スローイングラインを超えてスローした場合はファールとし、ポイント対象にならない。計測前からスタートカウントダウン終了の間に犬がスローイングラインを超えていて、超えているままスローした場合はファールとし、ポイント対象にならない。
[解説]スローイングラインを踏んだらファールです。Goの前に犬がスローイングラインを超えていたら、一旦スローイングラインより内に戻してください。
キャッチの定義
四本足が着地した時、口の中にディスクが存在している場合をキャッチとみなす。
[解説]しっかり口を閉じて着地時に咥えていたらキャッチです。
ポイント及びポイントエリア定義
上記ポイントエリア表に従いキャッチしたエリアの判定をし、ポイントを決定する。
犬の前後の足先のすべてがエリア内に存在した時にそのエリアのポイントとする。
各競技により0ポイントエリアが異なる。
・Aエリア→スタートラインから6mラインまでが0ポイント
(DDマスターズ2R・DDフリースタイル2R・インターメディエイト・チャレンジ・ローリング)
・Bエリア→スタートラインから12mラインまでが0ポイント
(ウーマン)
・Cエリア→スタートラインから18mラインまでが0ポイント (アドバンスト)
・Dエリア→GXの逆エリアポイント 6Pエリア以上有効ポイント.6Pエリア/2p 7Pエリア/6p 8Pエリア/8p 10P/10p 5P以下無効0ポイント(オーバーハーフ)
・Eエリア→スタートエリアから6mまでが0ポイント 6m~12m/3ポイント 12m~18m/4ポイント 18m~30m/6p 30m~42m/8ポイント 42m~48m/10ポイント(スモールドッグ)
[解説] 上記のポイントエリア表からAエリアの0ポイントエリアは今まで通り。
Bエリアは、3ポイントエリアまでが0ポイント Cエリアは、4ポイントエリアまでが0ポイントとなります。
ポイントエリアのライン上及びラインをまたいだ時の判定
犬の前後の足のどれかが、ライン上に存在した場合およびラインをまたいでいる時は前後左右のライン共に下位のポイントエリアとする。10ポイントエリアについて、セーフティーゾーン(2Pエリア)とまたいだ場合、犬の足が1本でもかかっていれば10ポイントとする。ただしサイドラインから出た場合は1ポイントとなる。
[解説]例:5ポイント6ポイントラインを踏んだ、またはまたいでる場合は、どの足であっても5ポイントエリアとなります。5ポイントエリアのサイドのラインを踏んだ、またはまたいでる場合は、どの足であっても1ポイントエリアとなります。この場合はエリアアウトの1ポイントと呼称します。
キャッチに跳躍が伴う場合の判定
跳躍のキャッチは加点の対象にならない。ライン上及びラインをまたいでの判定は跳躍の着地の状態で判定する。
[解説] 距離と正確性を競う競技です。キャッチの難易度、エンターテイメント性は、ジャッチングの対象外です。ジャンプキャッチ等に対するポイントの加点・減点はありません。 ポイントエリアの判定はいかなる跳躍であっても着地した時点での判定になります。
ジャッジ
審査はメインジャッジ1名、アシスタントジャッA1名、アシスタントジャッジB1名の合計3名でおこなう。尚、チャレンジ、ローリング、については2名以上でジャッジを行う。
[解説]メインジャッジはすべてのエリアにおいて、キャッチエリアの決定権を有し、そのポイントを競技者、記録員に的確に明示する。アシスタントジャッジAはおよそ5ポイントエリアから10ポイントエリアまでにおいてメインジャッジを補佐する。アシスタントジャッジBはおよそ0ポイントエリアから4ポイントエリアまでにおいてメインジャッジを補佐し、スローイングライン上における各ファールを判定する。
競技順
1Rはランダムにオフィシャルで決定する。2Rは1Rと同等の順番でおこなう。ファイナルステージは1Rと2Rの合計の低いほうからの順番とする。
場外に出た(出そうな)ディスクについて
場外に出そうなディスクについて、ジャッジは阻止しない。また、場外に出たディスクはジャッジが取りに行く。ジャッジ以外の者が取りに行った場合は近くのジャッジに渡し、ジャッジがインコートのネット際に置く。上記規定は決勝ラウンドがある競技のみとする。